豊島逸夫の手帖

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金もプラチナも夏季休暇相場

2013年8月14日

金は1300ドル超えたところで行ったり来たり、プラチナは1500ドルつけたところで小康状態。
相変わらず、米国量的緩和縮小決定の9月説が強まると、ドルが買われ、円と金は売られ、12月まで今のペースでの量的緩和継続説が強まると、ドルは売られ、円と金は買われ、という動きの繰り返し。
金独自の材料としては、中国金協会の発表で今年前半の中国金需要が前年同期比54%増の706.36トンというデータ。昨年は通年で)832.18トン、昨年前半で460トンであった。膨らまし気味の数字だが、割り引いてみても、中国の金需要は安値圏で旺盛だ。経済成長が鈍化しても、金好きの国民性は変わらない。
一方、インドは経常赤字減らしのため、金の輸入関税を更に引き上げ、8%から10%にすると発表。(ドバイからの密輸が増えることになろうが。)
今年は、金需要国ランキングで中国がインドを抜き一位になることは、ほぼ確実な様相。
プラス・マイナス両方あるが、総じて、1200ドル台での新興国需要は底堅い。
今週は猛暑だし、お盆だし、ヒマのはずと、たかをくくっていたら、もろもろいろいろ出てきて、仕事する羽目に(・・;) これもアベノミクスの影響か。

2013年