2013年4月24日
新興国の現物金買いラッシュを見て、ゴールドマンサックスが金売り推奨を停止した。
そもそも今回の金急落の口火を切ったとして、しばしば引き合いに出されていたゴールドマンサックスの金売り推奨。1500ドル台の時に1450ドルをターゲットとしていた。
それを昨日、1530ドル(3か月予測)に引き上げ。6か月予測は1490ドル、12か月予測は1390ドル。
中期的には米国経済回復を背景に金価格下落を予想している。(ドル建て金価格についての予測で、円建て金価格については触れていない。)
市場は、ファンドの金売りに新興国の現物買いが買い向かう構図になっている。1400ドル台を回復したものの、未だ、目先は不安定な状況だと思う。
しかし、底抜けの下げはないと、新興国金買い最前線シンガポールのリトル・インディア現地視察で実感した。
ファンドは買って売ってのゼロサムゲーム。対する新興国は現物買い放しだからだ。最後に残るのは現物の買いである。
上海、シンガポール、ムンバイ、ドバイでは現地渡し金現物価格が国際価格に比し1-2%のプレミアム状態が続いている。裁定取引により価格が平準化される国際金市場としては、記録的なプレミアムだ。
なお、週刊エコノミスト誌、今週号に「金対不動産」という、TBS「よるべん」で扱ったテーマの記事が掲載されています。
なかなかユニークな視点ですよ。
なお、月曜日のブログで一番反応があったのが、シンガポールのレイ・ガーデンの「ごま団子」。(笑)トロリとした黒ゴマを餅が包み、そこに、粉状のゴマとかクルミがまぶしてある。うっかり口に入れると火傷するくらいアツアツ。食感がたまらない。純黒ゴマの味も疲れたカラダに沁みる。これ、東京でやったら、絶対大当たりすると思うよ。香港の甘味ショップの黒ゴマ汁粉も癖になって、たまらないけどねぇ。。。あれも、食べるたびに、日本でやればいいのに、と思う。