豊島逸夫の手帖

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「金は下がる」と書かせていただいて、よろしかったでしょうか?

2013年11月13日

先日、事務所にいたら、立て続けに業者が来て、質問の連続。
「豊島さまの事務所でよろしかったでしょうか?」
「お伺いする日は25日でよろしかったでしょうか?」
「ご自宅のお電話番号はお分かりになりましたでしょうか?」
(これ、単にうちの電話番号を聞いているらしい。)
「郵便番号はお分かりになりましたでしょうか?」
「ご自宅の御住所はお分かりになりましたでしょうか?」
(うちの住所を忘れたか、ということ?)
ついに切れたね(怒)。
しかも日本を代表する企業の社員だから、あきれ果てた。

とまぁ、そんなことがあって、今日のブログのタイトルとなった次第。
昨日日経夕刊の「先読みEYE」に載った金相場予測は以下のとおり。
「金相場は向こう3ヶ月は下値を模索する展開になりそうだ。8日発表の米雇用統計で量的金融緩和の早期縮小が意識されて金は売られ、1トロイオンス1280ドル前後で推移している。欧州中央銀行が利下げを決めたことでドル高ユーロ安傾向が続く見通し。米国株ももち合いの状態が続いており、足元では売り材料が目立つ。一時的に1200ドル前後まで下げる可能性もある。
当面は14日予定のイエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長の公聴会が注目される。市場が緩和縮小時期が遅れると受け止めれば一転して金は買われるだろう。また、中国やインドの現物需要も盛り返しそうで下値には安定感が出るだろう。相場は下落後いったん持ち直し、上昇局面で1350ドル近くに達する可能性もある。」

要は、下がってもV字型で戻ってくるよ、という見立て。
そして昨晩の欧米市場では1260ドル台まで急落した。
ここからもう一段下がってくれたほうが、安値拾いの買いのエネルギーで反発すると思う。
一方、ドル円はやはり100円接近だが、この100円が壁でもある。でも、まぁ、とにかく、基調は円安。
円建て金価格の下げは、為替により一部は相殺されるね。

そのうちにツイッタ―でも、ここはジェフさまのアカウントで、よろしかったでしょうか、なんて書き込みが来るかね(笑)。

2013年