豊島逸夫の手帖

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カリスマ米人投資家のお奨めはジャパン・トレード

2013年12月10日

デニス・ガートマンという著名な米国人投資家がいます。彼のニュースレターは世界中に読者がいます。経済テレビにも頻繁に出ています。
その彼が、お奨めトレードとして挙げているのが、
1. 日本株買い
2. 円建て金価格買い
そして、最大のお奨めが、なんと、円ショート、カナダドルとポンド・ロングのトレード。
だと経済テレビで語っていました。
トップ3が全て日本がらみ。日本への注目度高いですね~
なお、米国人が円建て金価格を買うということは、ドル建て金をロング(買い持ち)して、円のETFをショート(売り)するわけです。
我々日本人は円建て金が当たり前ですけどね。

足元では、金1210ドル台、プラチナ1350ドル台に値ごろ感を感じたのは私だけではなかったようで、反騰しています。
ただ、そう慌てることはありません。
また、下げの局面もありますよ。
そういうところをコツコツ拾ってゆけばいい。
或いは積み立てで買うのもいいですね。

昨日は、京都の大手証券会社セミナー(同社顧客限定)にブログ読者が10人くらい混じってました。他の参加者とは段違いに知識があるので、セミナー終了後、かなり長い時間、質疑応答というか雑談というか、色々おしゃべりしました。
「ユーロ高が納得できない、分からない。まだ欧州経済危機が去ったわけでもないのに。」との呟きがあり、ブログ読者らしく私流の外為不等式で「今はユーロ>ドル>円」と表現していました。
私のコメントは緩和度という視点で見ると、米国や日本に比し、欧州が一番弱いから、買われる、ということ。ECBは量的緩和やってないし、ドイツの反対でやりそうにないし、まだ利下げの余地も残している。要は、ばらまかれる通貨ほど価値が希薄化して売られるということです。ただ、この不等式で一番堅いのは、ドル>円の部分。ユーロは一位にきたり三位に落ちたり、結構ぶれて動きます。

そして昨日一番嬉しかったことは、来週の新潟県の天気予報に雪マークが並んでいることかな(笑)。アドレナリンが徐々に出始めました。

2013年