豊島逸夫の手帖

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金1380ドル台まで続騰

2013年8月19日

先週、金価格が上がったのは

1) エジプト情勢で所謂「地政学的リスク」が高まったこと。
2) ポールソンやソロスなど著名ヘッジファンドの金売却が確認されたことで、「売り手」がほぼ売り尽くしたとの認識が強まったこと。
3) 米国経済の指標悪化が出始め、ソフトパッチ(経済のぬかるみ)が意識され始め、一方、ユーロ圏は久し振りのプラス成長に転じたことで、ドル安に流れたこと。
4) 中国・インドの記録的実需が統計データで確認されたこと。


などの理由です。
主として空売りの買戻しが上げの推進力となりました。

しかし、お盆が終わっても、欧米は依然夏休みモードゆえ、薄商い。
9月には、さまざまなリスク要因が待ち構える状況の中で、足元の価格上昇がホンモノとは未だいいかねます。
8月が終わるまでは、価格が薄商いの中で乱高下するでしょうが、距離を置いてみたいと思います。

さて、お盆は京都で恒例の大文字送り火でした。親友のゴールドスリーサイトウ社長宅のバルコニーで宴会。大文字の真ん前というロケーションで、幻想的な送り火を見ると、毎年色々感慨にふけるものです。翌日は、祇園の行きつけの「らく山」で「はも」のしゃぶしゃぶ。これだけの厚みのある鱧は珍しい。東京で食べる鱧は似て非なるものと感じます。そして、野菜、特に淡路島の玉ねぎも絶品でした。

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2013年