2013年10月3日
米政府機関一部閉鎖決定後、40ドル急落して、昨晩は30ドル急騰して、まさにヨーヨー相場。
今の市場全体の当惑を象徴するような動き。
FOMCの緩和縮小時期も次期FRB議長も決まらず、10月からの新会計年度予算も債務上限引き上げも決まらず、と言うか、決められず。
4日予定だった雇用統計も延期になるし。
トレーダーとしては、何をよすがに売買したら良いのか。
まさにリスク回避で傍観するしかない。そのなかに、売買注文が入ると、値動きだけは大きくなる。
個人投資家はやっぱりコツコツ長期投資に限る、ということを語るには恰好の例が展開されている。
なお、中国人民銀行が金輸出統制緩和に動いている。
上海黄金交易所会員銀行で現物輸入できる銀行の数を増やし、年間10トンを超える生産者も輸出入ライセンスを取得できるようになる。輸出入全面解禁が3段階からなる中国金自由化の最終ステップ。
2002年の上海黄金交易所創設が第一段階。銀行を通じて個人の金売買自由化が第二段階だった。
いよいよ今年の中国金需要は1000トンの大台に乗る可能性も強く、インドを抜き世界一の金需要国になることも考えられる。一位と二位の差は僅差だ。
私の仕事も中国関連が増えてきた。
肌で中国金市場の拡大を感じている。