豊島逸夫の手帖

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シンガポールからゴールドレポート

2013年4月22日

相場大荒れということで、ジムロジャーズとの緊急対談が設定され(日経マネー)、急遽週末シンガポールに飛びました。土曜深夜便で発ち、日曜深夜便で帰国。月曜早朝に羽田着という強行軍。週初というのに、さすがにグッタリです~、でも、帰国前にごひいきのレイガーデン(ラッフルズ近く)に寄って、名物クレープ風北京ダックと絶品ごま団子を食することだけは忘れませんでした。もうこうなると食への執念ですね。(笑)

1399a.jpgさて、気になる金価格ですが、ジムは2年前から、ことあるごとに、まだ価格が下げたりない(not low enough)ということを繰り返して言っていましたから、彼としては想定内という感じです。まだ強気に本格転換という感じではありませんでした。
ただ、シンガポールのリトル・インディアというインド人街にズラッと並ぶゴールド・ショップの賑わいは凄かったですよ。今までで、最も活気を感じました。写真を撮ってきましたので、添付します。

1399b.jpgなんといっても価格が安くなったということで、バングラディッシュ人などの出稼ぎの男衆が大ぶりのゴールド・ネックレスなどを買い漁っているのが印象的でした。奥さんかお母さんへ送るのでしょうね。

1399c.jpg同じ通りには、振込業者のカウンターもあり、母国に仕送りする出稼ぎの人たちが長い列を作っていました。シンガポールは建設ラッシュなので、そこで働く労働者たちですね。ゴールドというものが、お金持ちのものではなく、庶民の資産なのだということを改めて実感しました。

1399d.jpgこの新興国の買いはジワリ効いてくることも確信しました。

シンガポールにはアラブ街もあるのですが、ここで、とてもお洒落な店が並ぶ通りを発見。ユニークなセンス良い、レストラン、美容院、ファッションなどの店舗が京都の町屋みたいなウナギの寝床風のスペースで並んでいるのです。シンガポールへ行ったら要チェックだよ!次回行くときは、じっくり体験してみたい。

2013年