豊島逸夫の手帖

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金鉱山、高値でも採算圧迫

2023年3月1日

首題の記事が2月25日の日経新聞朝刊に載っていました。

金鉱山は労働集約的産業で、M&A企業合併によるコストダウンのメリットが極めて大きいのです。それゆえ毎年大型金鉱山会社のM&Aが話題になります。特に最近は大手金鉱山のCEOが生え抜きではなく、ウォール街からリクルートされた銀行系の人材が増えています。今年は米最大手のニューモントによるオーストラリア大手のニュークレストの買収案(約2.3兆円)が話題になっています。

金の生産コストもインフレで上昇中。採掘可能な鉱脈は少なくなっています。
ここが大事なことですが金の世界埋蔵量は約5万2千トン。直近のペースで掘り続ければ、あと16~17年で底を突きます。年間生産量も今がピーク。これからは減少するのみです。金鉱山も企業存続のため必死なのですよ。
これは金価格の長期上昇トレンドを支える重要な供給要因となります。

詳細はこの記事を読んでみてください。

2023年