豊島逸夫の手帖

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国内金価格は日銀相場に

2023年5月1日

国際金価格は依然1980ドル前後の歴史的高値圏で推移しているが、国内金価格は再び新高値を更新。前回述べた植田新日銀総裁初の金融政策決定会合で、今後1年半程度は超金融緩和政策が続くことが確認された。但し植田総裁はその1年半の「これまでの政策のレビュー」の期間中に新たな政策に動く可能性もあると述べている。

しかしマーケットは超金融緩和の出口は未だ遠しということで136円台まで円安に振れたわけだ。但し1年後くらいに急速な円高進展(と言っても125円程度)があるかもしれない。レビューの結果を待たずに植田総裁が引き締め方向に動くケースだ。黒田流にサプライズを引き起こす可能性は残っている。筆者は引き続き長くやろうとすればドルを買うだろうね。或いはユーロ買いかもしれない。金は積立感覚で買い増してゆくが、ドルは中期的に売ったり買ったりも繰り返す。資産運用のメリハリだね。但し短期のFXは絶対にやらない。あれは博打だ。仕事で嫌と言うほど博打を打ってきたので私的にやろうとは絶対に思わない。所詮ゼロサムゲーム。虚しい。

さて、足元ではFOMC待ち。NY市場ではビッグイベントの前座に所詮小者たちが暴れているだけなので、マーケットをフォローする気もない。

2023年