2023年10月30日
先週金曜日、NY市場の後場になって、スポットの現物金価格も2000ドルを突破した。イスラエルの戦況が第二段階に入り、実質的な地上侵攻開始と市場では受け止められたからだ。更に案じていたとおり、米国と今回の火付け役であるイランの軍事的対立が顕在化するに至った。イラン傘下の過激集団がアラビア半島紅海の方面からミサイルを発射。米国も座視するわけにもゆかず、シリア国内のイラン系集団を攻撃した。このようにエスカレートしてくると中東全面戦争のリスクが懸念される。
NY市場では空売りの買戻しに加えて新規買いも入るようになっている。
外為市場ではドル安に振れる局面もあったが、総じてドル買い基調に変わりはない。
今週はFOMCと雇用統計を控え、相当に荒れそうである。