豊島逸夫の手帖

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中東相場の行方

2023年1024

今回の中東有事相場がどうなるか。今週と来週がヤマとなろう。10月31日と11月1日にはFOMCも控える。

今回の中東発地政学的リスクは世界中、誰一人としてどうなるか分からない。今はイスラエルとハマスの戦いが注目されているが、火付け役のイランの動きが極めて重要。

それにしても参ったのは今週・先週に原稿16本が集中していること。これ中東リスクが勃発する前からの依頼なのでたまたま重なってしまったということ。普段であれば十分にこなせる量なのだが、何せ中東リスクがどうなるか、ここがハッキリしないと金価格の原稿は書けない。中東無視して書いても気の抜けたビールみたいなもの。依頼した方もまさかこんな展開になろうとは思っていなかっただろうね。

なお、今週は米国GDPやFRBが最も重視するPCEインフレ率など重要経済指標も連日並ぶ。今晩は前座でPMI景況感指数の発表あり。

為替は日銀介入と日米金利差に挟まれ149円前後で膠着。嵐の前の静けさ。先週尾河眞樹さんと為替対談したけど、来年は120円から160円まで何でもあり得る。これでは為替予測にならない。でも、それが実態。

なお、この場を借りて、今年は新規の原稿・セミナーは一切受けていません。あしからず。

 

2023年