豊島逸夫の手帖

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金価格の現状と今後

2023年11月16日

ドル建てでも円建てでも金価格は歴史的高値圏にある。足元では膠着気味だが2000ドルに近い水準で推移している。円建てでは1万円を超す状況が続いている。金価格低迷の時代も経験している筆者から見れば「2000ドルを超えられず、失望感が市場には流れる」などという記述に遭遇すると、私は1900ドル台を維持していることに新鮮な驚きを感じると考えてしまう。それだけ世界にリスクが蔓延しているからリスクヘッジとして買われているわけだ。

なお、来年のリスクを考えるにトランプ氏の存在が無視できない。
各種世論調査では多くの州でバイデン氏よりトランプ氏の方が支持率が高い。まぁ確かにヨボヨボ歩くバイデン氏が続投というシナリオも怖いけどね。予見不可能なトランプ氏、或いはその一派が政権の座に再びつくというシナリオも怖い。因みに米国の若者を対象とした世論調査ではミシェル・オバマ氏が人気No.1だ。私は個人的にヒラリー・クリントン氏くらいの貫禄がある人物が必要だと思う。特に彼女が好みではないけど(笑)。 

次期米大統領が誰になるかについては来年の金価格に大きな影響を与えることは間違いない。その上でも注目すべき問題で今から米大統領選挙を筆者も細かく追っているところだ。まぁトランプ氏になれば金価格は更に上がるだろうね。金価格上昇と言ってもあまり有難い話ではないが。このブログでも今後は米大統領選の話題が増えてゆくと思うよ。

2023年