豊島逸夫の手帖

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FOMC翌日、NY金が急落

2023年7月28日

27日のNY金市場では国際金価格が1940ドル台まで急落した(KITCOグラフ緑線参照)。

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理由はFOMCではなく、3つの良い経済指標がほぼ同時に発表されたこと。
まず、米国GDPが年率2.4%。これは極めて良い数字。あれだけ利上げをしても米国経済が底堅いとの印象を市場に植え付けた。年後半は不況入りを覚悟している市場にとっては想定外の数字で「GDPショック」とまで言われた。
次に、毎週発表される新規失業保険申請件数が事前予測を下回ったこと。これは解雇の件数が減少傾向ということを示す。雇用統計は遅行指標だが、これは毎週発表されるので先行指標だ。
そして耐久財受注。これも極めて良い数字が出た。

その結果、まず債券市場でドル金利が上昇。特に4%が壁と言われた10年債利回りが4%を超えたことはインパクトがあった。
ドル金利が上がればドル高になる。ドルインデックスは急騰した。
(円は例外)。

この流れを受けて国際金価格が急落した次第。
但し、昨日の本欄でも羅列した如く、金買いを支える要因は多い。この程度の下げは織り込み済みである。

さて、今朝はNY市場が終わって朝5時頃から寝るつもりが結局寝ずに徹夜になってしまった。その責任は大谷クン(笑)。
ダブルヘッダーなんて懐かしいことを米国では未だにやるのだね。
第一試合は先発で完封。第二試合ではホームラン37、38号連発。完封した時点でかなりお疲れさんみたいだったから、第二試合には出ないと思っていたら何と出場して2連発。でも38号打って走る時に脇腹を押さえていたので気になったら、さすがにその後はお休みにしたね。ちょっとは休んだ方がいいと思うよ。そしてトレードの話題はエンゼルス残留か。やっぱりヤンキースでジャッジ選手と3番、4番の夢の打線を見たいな。NYビジネス出張のモチベーションにもなるしなどと自己勝手なことを考えている次第。

今日の写真はパプリカのムース。夏野菜いろいろ、ビシソワーズかけ。アナゴのあおさ海苔のパスタ。グリルトマト、バジル、鶏肉のソテー。ヨーグルトのアイス、トロピカルフルーツ。
赤れんがテラスの中のレストランMINAMI。品が良く、落ち着いた雰囲気。

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2023年