2019年5月13日
金曜日にNY株式市場はダウ平均400ドル以上の急反発を見せプラス圏で終わった。トランプ大統領の「協議継続」で最悪シナリオの決裂は回避され安堵感が流れていた。
しかし継続して協議される議題は、既に発動された22兆円分の追加関税を撤回するか否かではない。中国全製品に及ぶ30兆円規模の追加関税を発動するか否かである。
NYのヘッジファンドの間でも楽観的だったと反省する動きが目立つ。
既に今朝のアジア時間帯でNYダウ時間外は180ドル前後の下げを示している。
人民元が急落していることも気になる。
中国側は時あたかも天安門事件30周年を迎える。
「中国製造2025」に関連する産業補助金や他人の台所に踏み込む如き「検証方法」に関しては、内政干渉に等しいと受け止め「絶対」譲歩できない。
事態は貿易摩擦エスカレートの方向に向かっている。
新たな30兆円規模の追加関税の対象品目では消費財が40%程度を占める。米国民の反発も必至だ。しかしトランプ大統領は支持率46%を背景に強気の姿勢を崩さない。
俯瞰すれば、リーマンショックを急性心筋梗塞の如き症状とすれば、貿易摩擦関税引き上げ合戦は慢性心臓疾患の如く世界経済の体力を奪う。トランプ大統領在任中は世界経済が縮小均衡のスパイラルに陥り、限られたパイを争う構図を市場は覚悟し始めた。
今日の写真は郡上八幡直送の山菜。山菜好きの私にはたまらない。
うちでは天ぷらに塩でいただく。マガーリ@自由が丘ではパスタで供される。山菜のカルボナーラ!!全卵と山菜、少々アンチョビにケッパー。絶品だよ~~。
そして今日月曜は午後5時頃からの「スーパーJチャンネル」(テレ朝系)でビデオ出演。米中貿易戦争で私達の年金が減るワケ。