豊島逸夫の手帖

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有事の水、有事の現金

2019年10月16日


今回の台風被害。全容が明らかになるにつれ深刻化している。
これは東日本大震災のときにも書いた記憶があるが、有事にはまず水!缶詰!そして現金!
キャッシュレス化と言っても、例えばコンビニが閉店状態になるとやはり最後は現金決済ということになる。
有事の「金」で買い物は出来ない。


経済有事とも言えるリーマンショック直後は、とにかく現金化ということで金も売られた。所謂換金売りだ。
その後事態が落ち着くと、金が再び買い直され史上最高値を付けるに至った。
教訓としては、金は平時に買っておき有事に備えるということ。


危機直後は現金で凌ぐ。それゆえ現金を持つと盗難リスクがあるが、それでも数日から数週間は最低限の生活ができる程度の現金は手元に置くべきだと思う。勿論、突然の洪水で流されてしまうリスクも今回は痛感させられた。あれこれ考えればキリがない。出来る所から最低限は備えておくという発想が必要であろう。


有事の金については、何が起きても価値は残るので備えの資産として持てば何かと心強い。
但し、有事の金買いで儲けようなどという発想は論外だ。


今日の写真は、柿をかたどった虎屋、季節の生菓子。食べるのが勿体ないくらい。


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2019年