豊島逸夫の手帖

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ジム・ロジャーズの卓見、朝鮮半島統一の可能性

2019年7月26日

ジム・ロジャーズと8回対談しましたが、4年前から彼は「朝鮮半島は北と南がいずれ統一される。日本にとって強力なライバルになる。」と語っていました。

日韓関係が危機的状況にある今、卓見と言わざるを得ません。

その日韓関係の間隙を突くが如く、ロシア軍用機が竹島付近を飛行。竹島を実効支配する韓国は「領空侵犯」として韓国軍戦闘機が360発の警告射撃。竹島は日本固有の領土とする我が国もロシアA50機の領空侵犯を発表しましたが、外交的解決を目指すという立場。

更に中国のH6爆撃機2機が日本の防空識別圏に入り、航空自衛隊が緊急発進(スクランブル)。

中露が明らかに日米韓の揺れる関係を試しに動いてきましたね。

そして台湾海峡を米国艦隊が通過という事態に中国は猛反発しています。

北朝鮮もすかさず飛翔物体を日本海に発射。

極めてきな臭い。

歴史的な視点では10年後、20年後、アジア極東の地図が塗り替わっているかもしれません。

どうなる日本。

改めて「有事」への対応を考えるべき時と感じています。

お笑い芸人の闇営業とかに構っている場合ではないですよ。

「外から日本を見ていると、沈みゆくタイタニック号の中で乗客たちが責任者は誰だ、コンプライアンスは如何に。」と騒いでいるとの指摘が改めてずっしり響きます。

セミナーでも「家族で日本から外国に移住したいが、どこが良いか。」という質問を受けるようになりました。

「金を持っているが、外国でも換金できるか。」という問いにも遭遇します。勿論、金であれば買い取りの店がありますよ。

消費税にしてもいずれ20%程度は不可避でしょう。

既に10年後、20年後を見据えている人。島国の中でボーッと生きている人。セミナーでは様々な人間模様に接しています。

なお朝日新聞社週刊AERAのまるごと金特集別冊号が今、書店に並んでいます。私も「有事の金」への警鐘と検証を担当しています。

写真はジム・ロジャーズが出身地アラバマ州からNYに来て最初に働いた会社があったというビルにて。その後、ジョージ・ソロスと世界初のヘッジファンドを立ち上げ、一躍「投資の神様」になったのです。

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2019年