2019年8月5日
いやぁ、昨晩はコーフンしました。ゴルフのメジャー競技、全英女子オープンで渋野選手が42年ぶりに日本人として勝利しました。
最後の18番ホールでバーディーパット決めたのが午前3時近かったですが、思わず夜中に「やったぜ!」と叫んでしまいましたよ。
外せば返しも難しく、2位に甘んじるというリスクを敢えて取って強めに打つ決断力。そして想像を絶するプレッシャーを「もぐもぐタイム」で切り抜けるメンタル。女子ゴルフプレーヤーにはポチャポチャ型の体形が多いのですが、彼女はご両親がバリバリのアスリートゆえ、完璧なスポーツ体形。フィジカルも強い。
彼女ならトレーダーとしてもやってゆけますよ。
コースマネジメントというのですが、例えば池越えのリスクをとってイーグルというご褒美を狙うか、慎重に遠回りして刻んで行くかという、試合上極めて重要な選択を迫られるホールもありました。殆どのプレーヤーは手堅く攻めます。しかし決勝戦ともいえる戦いで、彼女は敢えてリスク取り、ドライバー持って池越え250ヤードを狙い成功しました。
リスクを取るときにそれに見合うリターンがなければ、ゴルフでも投資でも合理的な選択とは言えません。
そして強運。
その池越え250ヤードもあと数ヤード短ければ池ポチャになるところ、かろうじてボールが対岸に着弾しました。解説者の岡本綾子さんが、思わず中継でアーッと叫んでいましたよ。あのボールが池に入っていたらその時点で勝利は遠のいたはずです。
私がゴルフにはまったのも、リスクとリターンを常に考えるスポーツだからなのです。
ワールド・ゴールド・カウンシルにいたころは、ワールド・ゴルフ・カウンシルと呼ばれたほどですよ(笑)。
そして、彼女が現地でスマイル・シンデレラと呼ばれるほど笑顔が人気となったことも嬉しいことでした。これまでの日本人プレーヤーは、松山英樹選手のようにあまり表情を出さないタイプが殆どでしたが、彼女は辛口で知られる英国人女性解説者に「私、何回、彼女が好きと言ったかしら。」と言わせるほどでした。優勝スピーチで英語台本を読んでいましたが正直伝わっていませんでした。でも、最後に「サンキュー」と大声で一言言って会場は大拍手。心で伝えたのです。
これからの日本にはこういう人材が必要なのですよ。
さて、金市場に関しては8月1日付けの日経マーケット面に大ぶりの記事が出ています。
それから、今日発売の週刊エコノミスト誌で「10年ぶり利下げ 世界景気の終わり」と題する特集のカバー記事「"利下げ頼り"の株価 上昇しても1年先は闇」の中でコメントしています。
ミヤネ屋から週刊エコノミストまで、私の守備範囲は広がっております(笑)。初心者から中上級者までそれぞれのメディアがあるのです。それがこなせるのも、原点は「金は世界を映す鏡」なので、常に複眼で様々な視点から様々な分野を経験してきたからなのです。
そして今日の料理写真。
札幌イタリアンの雄、TAKAO。
昨年も紹介したら、さっそく東京のブログ読者が行ったそうな。
今が旬の積丹ウニ・スパゲティー冷製。これ食べたら、他のウニ入り料理が似て非なるものに思える。
そして、コーンとトリュフのコラボ抜群のパスタ。
色々な北海道野菜添えた肉。様々な一品が懐石みたいに出てくる。店のある円山地区には、こじゃれたレストランが点在していて飽きません。