豊島逸夫の手帖

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いよいよ秋相場入り

2008年9月3日

レイバーデイ連休明けということで、昨晩は久しぶりにNYマーケットを真面目に追った。

原油が一時105ドルまで売り込まれた後、110ドル台回復。総じてグスタフ効果薄れれば売りの展開。NY株も連れて、前場は急騰したものの、後場に入り失速。ドルは対ユーロで1.45台まで買われ、金は一時790ドルまで売り込まれたが 引けにかけて800ドル台は回復。全般的にドル高、原油安、商品安のモードは変わっていないという印象。

昨晩はガイアの夜明けを見たが、鉱山会社の地質学者系の若者がアラスカ永久凍土の世界で熊の恐怖と戦いながら金鉱脈探索にいそしむ画像が新鮮だったね。ヘリコプターで広大な原野に置き去りにされ、四国ほどの面積の中で有望な鉱脈を探すという気の遠くなるような作業だ。聞けば、地質学系の社員ではサラリーマン人生の30年間、探索作業を続け、ついに一回も掘りあてることもなく引退する人たちが多いという。稀少資源争奪戦の第一線を垣間見た感じがした。

中国金鉱山潜入のパートは筆者も同行したが、色々へぇーというようなエピソードがあるので、セミナーの時にでも話しましょう。

日経プラスワンセミナー東京&大阪で講演する予定です。

2008年