2015年9月9日
本稿は9日午前に書いているが、日経平均が1000円近く急反騰。
今年最大の上げ幅が500円強だから、強烈な上げだ。理由は投機筋がこれまで先物で売りまくったポジションが一斉に買い戻されていること。これまでの売り圧力の裏返しといえる。
では、投機筋がなぜ、買戻しに走ったかというと、昨日の中国貿易統計悪化にもかかわらず欧米株が上昇したこと。そろそろ中国ショックへの耐性が強まってきたと読んだのだ。
これで、投機筋のポジションはほぼ中立(ニュートラル)となり、いよいよ来週のFOMC、利上げの有無を待つ。
気になるのは、下げも上げも、とにかく価格変動(ボラティリティー)が大きいこと。コンピューター売買が席巻する市場ゆえの現象だ。彼らが集中的に動けば、1000円上がることもあり、1000円下がることもある。
個人投資家は振り回されがちなので、注意が必要だ。
なお、欧州難民問題について、今週末(土曜日午前9時半から)のABC朝日放送のいつもの番組でジックリ解説するよ。You tubeでも流れると思う。
それから、親子で考える資産セミナーの札幌篇を9月21日に開催。主催は北海道新聞社。詳細は豊島逸夫事務所公式サイトで。個人でも参加可。
www.toshimajibu.org
最後に、今朝の日経朝刊2面の「迫真」というシリーズもので、プラチナが売れてる話が出てるよ。