2015年10月23日
ドラギECB総裁が、理事会で、追加的量的緩和を示唆したことで、株も金も上昇している。
グラフで主要国がどれほどマネーをばら撒いているか、検証してみよう。
まず、米国。
既に量的緩和を終了して、ばら撒きも打ち止め。次は利上げという段階。しかし、これまで市中に供給した巨額のマネーは回収されず、マグマの如く蓄積している。この過剰流動性を元に戻すには2020年ごろまでかかると、イエレン議長も明言した。ということは、このマグマが暴れ出すと、資産インフレになるリスクをひめる。利上げと騒いでいるが、ストックのマネーは減っていないのだ。
次に控えしが、わがニッポン。黒田日銀も派手にばら撒いていることが鮮明だ。
黒田さんは、ばら撒きが仕事だったが、次期日銀総裁は、その後始末、即ち、出口戦略で、マネーの大掃除する役割となり、貧乏くじ引くことになりそう。
ちなみに、米国では、バーナンキさんがばら撒き役で、イエレンさんが、回収役。
そして、昨日来、話題になっている欧州がこれ。↓
FRB、日銀に比べれば、まだまだ始まったばかり。だから、市場が欧州緩和期待で反応しているわけだ。
それから、明日土曜日朝9時半から、またまた。ABC朝日放送に生出演して、習近平訪英で中国製原発始め7兆円もの契約したことについて話すことに。
今日の食べ物写真は、椿山荘のハイティー。