豊島逸夫の手帖

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どこまで下がる金価格

2015年7月23日

今朝の日経商品面に、私のインタビュー記事が載っていますから、読んでみて。

見出しは、「米利上げなら、一時1030ドルも」。

足元は、弱いとムニャムニャ(笑)語って、最後は、向こう一年では、生産コストの1200ドル近辺へと上値を追いつつ収れんすると見ている、と結んだ。

そこで、補足。

仮に1030ドルになるとき、ドル円は125円より円安になっているのは、ほぼ間違いない。だから、円建て金価格の下げ余地は小さい。今朝のインタビューは、あくまで国際金価格について聞かれたものだよ。なお、2020年グラム7000円超えの見方は、いささかも変わっておりませぬ。こういう長期の見方はなかなか活字にしてくれないのだけどね~。

それから、プラチナも買いたいね。

だいたい、メディアが「金の輝きが薄れた。」的な論調を大々的に報道するときが、過去の例でも、結局、底値になっている。個人は今や圧倒的な買い姿勢。ここは、長期で、個人に軍配が上がると、見る。

いっぽうで、同じ朝刊インタビューに、トムソンロイターの貴金属アナリスト氏の「今が売りのピークでここ数日で底打ち。」というコメントもある。かと思えば、1000ドル割れ予測も見られる。

短期の見方はプロでも割れるもの。

でも、今が、長期的底値圏という点は、自信あるよ。

金暴落で、これまでギリシャ問題で出ていたテレビ局の人たちから、「へぇ。。豊島さん、金についても詳しいのですね~~。」(笑)。私は「はい、まぁ、多少は。。。」と答えた~~~。

それにしても、普通はニッパチとか言って、2月8月はひまなもんだけど、金プラチナにニッパチはないね。酷暑の中でも、相場がドンと下がれば、店頭は騒然と賑わっている。

最後に忙中閑あり。イタリア料理で旨かったものの写真。

北陸産岩のりのリゾット。海の香りが漂う一品。

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デザートで、アーモンドのアイスクリーム。たっぷりアーモンドのカリカリ感とのバランスが良い。

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最後は、濃い冷凍プリン。甘さが疲れたカラダに沁みた~。

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2015年