豊島逸夫の手帖

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2020年、2030年の金価格

2015年3月20日


ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)が、2030年までに金価格倍増(2400ドル)の予測を出し、話題になっています。2025年までには2000ドルとも言っています。

その根拠は、中国・インド中心の新興国需要。

長期的に見れば、急増して、現在の年間2500トンから5000トンになるとの見通し。

上海が、世界でも重要な金取引市場に発展することにも触れています。

私の長期金価格予測は、ご存じのように東京オリンピック2020年までにグラム7000円台。ドル建て金価格が1800ドル台で、為替は120円という、極めて控えめな前提。根拠は、まったく同じ、中国・インド主導型の長期上昇トレンド。

だから、共感できるレポートです。


ちなみに、ジムロジャーズの言い方では、20~30年後の金価格は、「君たちが考えているような想定をはるかに上回るから、金が安くなるたびに買い続けている。すべては可愛い娘たちのための長期保有。だから、いったん買った金を売ったことはない。」

これも、個人的に共感できるコメントです。

本欄は毎日書いているから、どうしても足元の相場動向の話が多くなるけれど、たまには、超長期について考えることも必要でしょう。


さて、今は人事異動の季節。

連日、「xx部に異動になりました」みたいな挨拶メールがドッサリ。個々の背景は悲喜こもごも。人生を感じます。

プロジェクトチームで働いている仲間で、動きの良い人が異動で去るとガッカリするけれど、ダメな人がいなくなると、せいせいするね。組織から離れると、こういう風に、なんとでもいえる(笑)。


今日の写真は歓送迎会で食べたイチゴのデザート。そして花鯛のグリエ。鹿児島産筍と山菜、豚足入り。季節は、もう筍か~~。

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1~3月のスキーシーズンが終わると、しょうがない、仕事でもするか(笑)。まずは、来月、テレビロケでギリシャへ。この国、かなり心配な状況だ。

2015年