豊島逸夫の手帖

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ヘッジファンド、125円の壁は意識せず

2015年6月17日

「いまの円安はドル高の裏返し。ミスター・クロダでも、そのドル高の流れは変えられない。」

NYのヘッジファンドたちは、FOMC後のドル買い・円売り再開に身構えている。日本では125円の壁が意識されるが、NYでは、かなり温度差があり、130円から140円を目論んでいる。その背景には、今年1~3月、ユーロを力づくで抵抗線の壁を突破しつつ売りまくり、一時は対ドルでパリティーが視野に入るレンジまで持って行った、との「実績」「自信」がある。しかも、そのユーロ売り攻勢で大儲けしたので、今年のヘッジファンドのパフォーマンスは極めて良好。ドルユーロより市場規模が小さいドル円で、大胆な円売りを仕掛ける余裕がある。

 

昨日は、黒田総裁が、参院財政金融委員会で、「円安を望んでいないとか円安にならないと言ったわけではない。」と、先週の円安けん制とされた発言について釈明した。さっそく、その真意について、NYから、問い合わせが相次いだが、「円安の日本経済へのデメリットはよく分かるが、だからといって、アベノミクスの旗手が円安進行を自ら阻むことはできないだろう。」との認識が目立つ。

先週の黒田発言は、唐突だったので、プログラム取引の常として、自動的に円売り巻き戻しの円買い注文が発動された。

その結果、ドル円ポジションが中立的(スクエア)になったところで、ふりだしに戻ったわけだ。

ここからの仕掛けは、どうみてもドル買いに傾きがちだ。FOMCでひとつだけ確実なことは、米国の金融政策は利上げに向かっているということ。その開始時期や、その後の利上げの軌跡に関しては、さまざまな議論が交わされよう。

「ありえないことだが、ミスター・クロダが質的量的緩和政策の変更でも示唆しないかぎり、日米金融政策の方向性は180度別方向に向いている。」

しかも、国債市場の流動性低下の中で、米10年債利回りは、独国債の影響も受け、上昇基調にある。ギリシャ不安により安全資産として買われ、利回りが低下するような現象が生じてもそれは一時的と見ている。

更に、構造的な円高要因とされる経常収支の赤字から黒字への転換についても、「構造要因はジワリ相場に影響を与えるが、その間に、我々の売買は一巡してしまうもの。」と割り切っている。中期的に仮に円高に戻れば、今度は円買いで仕掛ける、との意図が透ける。

そもそも、巨大なグローバルマネーの中で、ドル円に流入する額は、相対的に微々たるものだ。

1~3月のユーロ売り・エネルギーに匹敵する規模の円売り攻勢がかかると、これまでドル円市場では見かけなかった新顔の投機筋まで参入してくる可能性がある。

FOMC後、ドル円は、いよいよ外海の荒波にさらされる兆しが見える。

国内金価格は為替次第だね。

私の風邪症状は、喉にウイルスがひっついたためと判明。

私に移した当人が、病院診察で分かった。

ステロイドで症状を治めるしかない。

声がガラガラなので、皆、それを聞くとビックリするね。

鼻かみすぎて、鼻血出るのには参った。今日は、そんな状態で講演。思考回路もボンヤリ。

ツイッタ―で別の漢方が良いとか、副鼻腔炎じゃないかとか、いろいろアドバイス、ありがとね。

ちょっと長引きそう。でも、今日は、いよいよFOMC!!気張ってゆきまっせ()

昨晩は、超濃い味の韓国風やきにくに、タレを倍つけて、更に、味濃くして食べました。

その超濃い味が、カラダに沁みて、気持ち良い~~~。

カラダが、そういうの、欲しているのだね。

昨日は、元気づけに、先週土曜深夜のNHKでOAされたsuperflyのライブ時間を3回もオンデマンドで視聴したよ。課金215円x3()

アリーナより小さいスタジオで、花道が二つあるから、あれは盛り上がるね~ほんと、ノリがいい。

今度はDVDでも買おう。。。


2015年