豊島逸夫の手帖

Page1279 経済危機下の資産防衛―円は安全?

2012年10月15日

今日の見出しは、実は今晩(10月15日)午後7時から1時間生出演するBSジャパン「NIKKEI × BS LIVE 7PM」の今日の「お題」。
筆者が南欧出張を繰り返してきた最大の理由が「債務破たんした、或いは寸前の国」の実態をこの目で見たかったから。経済誌は「国債大暴落―日本沈没」とか、おどろおどろしいタイトルをつけて雑誌を売ろうとする意図が見え見えだけれど、本当のところどうなの。日本人のコメンテーターも殆どが「国債利回り」とか「財政赤字対GDP比」などの統計データを元に語るけど、現地の空気を吸ってきた人は少ない。
そこで筆者が南欧で見た財政危機の「予告編」みたいなことを話す予定。
1時間番組なのでタップリ話せると思う。生番組なので本音を言ったもの勝ちみたいなところもある。編集もされないし。
テレビの衛星放送のいい所は、こういうトピック別に深掘りできることかな。地上波は、金太郎飴みたいにどこ切っても同じようなものだからね。

さて、足元の金プラチナ価格は1750ドルを割り込み下落中。
依然、1800ドル前の調整モード。
1800ドルに接近すると中国からの買いが出ない。
昨年は1700ドル台でも積極的に買っていた中国筋が、1600ドル台に価格ゾーンのターゲットを引き下げてきている。年間の中国金需要量はそれほど変わらないだろうが、価格により敏感になっているところに中国経済減速の影響を感じる。
今週は月曜日に中国の物価上昇率、木曜日に中国の経済成長率と相次いで発表されるので、中国関連の材料で動きそう。
そして、アテネ、マドリッド、リスボンからは週末の大規模デモの報道が流れている。スペインがいつ救済要請するのか、マーケットが注目している。

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