2012年11月16日
オバマ大統領は今週末から再選後初の外遊として、ミャンマー、カンボジア、タイを訪問する。
しかし、中国の指導部交代直後の週にもかかわらず、北京には寄らない。習主席の心中も複雑であろう。「近くまで来ているのに」とやきもきしているのだろうか。
オバマ氏と習氏が「心を許す仲」となることなど想像できないが、「離れられない仲」であることは事実。
国のトップが変わっても、米国は中国の貿易面での重要なお得意様。そして米国にとって中国は米国債購入の大事なお客様。これまでどおり、仮面夫婦関係を続けねばならぬ。
さて、金もプラチナも反落。当然の調整局面。
昨日は、WGCから2012年7-9月期の金需給レポート発表。その要旨は以下のとおり。
○ 総需要で前年同期比マイナス11%の落ち込み。第二四半期に比べれば10%アップ。
○ インド金需要が223.1トンで前年同期比では9%増。1-9月通算ではマイナス24%。第三四半期は1-6月期急減の反動で増加。業界在庫調整の買い。
○ 中国が176.8トンで前年同期比でマイナス8%。 経済減速による消費減。しかし、通年では底堅い。
○ 投資需要では金ETF 136トン、プラス56%の急増が目立つ。一方で、金地金金貨は293.9トンでマイナス30%。金ETFは先進国。金地金は新興国主体。
○ 公的部門購入が97.6トンでペースダウン。マイナス31%。それでも100トン近い水準は維持している。
それから、明日土曜日は昼12時過ぎからのテレビ東京、BSジャパンの「マネー羅針盤」に生出演。トピックは解散総選挙に対する市場の反応。元金融庁長官五味廣文氏と二人でゲスト出演。
昨晩は福島県の郡山で応援しているご当地演歌歌手のボジョレ・ディナーショーにトンボ返りで参加。紅(くれない)はるみ、といいます。3の線のキャラですが、歌唱力は抜群。ラジオ福島の番組で相方として知り合い、それ以来、応援してます。
最近、やっとメジャーになって東京のキー局にも出るようになりました。
よろしくお願いしまーす(笑)。