豊島逸夫の手帖

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円買いエネルギー急増

2012年12月3日

11月30日取引終了後に発表されたシカゴ通貨先物市場での投機筋の売りポジション残高とネットで売り越し残高が急増している(残高は12月27日時点)。

シカゴ通貨先物市場(IMM)における投機筋取組残高(枚数)
(CFTC米国商品先物委員会発表データ)

ロング(買い) ショート(売り) 売り越し残高
10月23日 25,550 43,746 18,196
10月30日 19,886 56,906 37,020
11月 6日 24,966 65,070 40,104
11月13日 21,980 52,427 30,447
11月20日 28,272 79,661 51,389
11月27日 27,027 106,493 79,466


今年前半、日銀の資産買い取り基金10兆円拡大と消費者物価上昇率目標数値1%発表により、円安が84円台まで進行した時のシカゴ投機筋の売り越し残高は、ピークで66,084枚であった。今回の円売り圧力は、それを上回ったことになる。
市場内に投機筋の先物売り残高が急増することは、近い将来での手仕舞い(買戻し)という潜在的円買いエネルギーが蓄積されていることを示す。
今年前半は2月12日から5月29日まで14週間、投機筋の円売買がネットで売り越し状態が継続した。今回の円売り越し状態はまだ6週間である。少なくとも、選挙前までは投機筋の売り越しは続きそう。
なお、このIMM通貨先物データは世界の外国為替市場における総取引の氷山の一角であることは付記しておきたい(一枚1250万円)。
それでも、傾向的にマーケットの売り買いエネルギーの変化を知るうえで有力なデータなのだ。

さて、昨日日曜日はゴールドフェスティバルというイベントがあった。第五部で亀井幸一郎、池水雄一の3人と大橋ひろこモデレーターでパネルディスカッション。
第二部では江連裕子キャスターと二人でこれまで7回行った海外ロケの写真をスクリーンに映しながら、北京では街頭トーク中に公安に囲まれて拘束寸前だったとか、色々現地での話をした。
亀池対談も面白かったな。3人とも来年は上げで一致なのだけど、
それ以降は、一旦は下げモードと見る私と、上げ継続と見る亀ちゃんで見方がビミョーに違ったりしてね。
私は話出すと止まらなくなるので、話過ぎのときは大橋さんに「サーキット・ブレーカー」発動してくれと予め頼んでおいた。そうなったら、とにかく遠慮なく話をぶった切れとw
あと、セミナーの近況聞かれて、亀池と私の聴衆の違いがはっきりした。彼らは先物セミナー主体なので、シニアのリピーターが多く、深掘りするし勉強も深い。80歳までいる。対して、私のほうはシティーリビング主催とか、日経プラスワン(主婦読者が多い)セミナーとか、女性含めて若手の新規参入組が多い。或いは、その対極で機関投資家向けが多い。
ブルース池水が、「女性が多いセミナーやりたい!」というから、「よしよし分かった、今度co-speakerとして誘うよ。」と約束したw
ナイスガイだよ、亀池ふたりとも!良き後輩に恵まれたと思う。
当日の写真を貼っておきます↓
女性陣は金箔のtatooを肌につけてます。金沢の金箔屋さんが、日本橋コレドに出してる店でやってるらしい。上品なオシャレだと思った。

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2012年