豊島逸夫の手帖

2018年1月18日

ビットコイン相場が４０～６０％も高値から暴落中です。

やはり、バブルだったのか。

今後の価格予測も５０００ドルまで下がると言う人もいれば、２００００ドルまで上がると言う人もいる。但し両方とも根拠はありません。なにせ金のような実物の裏付けもなく、法定通貨のように国の信用の裏付けもないので、果たして現価格が割高なのか割安なのか誰にも分からない。だから私は、ビットコイン投機は丁半博打みたいなものと言ってきました。

ビットコイン市場は日本が４割程度のシェアでトップ。二位がアメリカで３割程度。三位が韓国ですが、今回の規制導入計画で一気にシェアは１割を切っています。中国も強い規制で抑えられています。

ですから世界のビットコイン市場は日本の動きに注目しているのです。特にミセスワタナベと言われる個人投機家たちの売買動向を私も海外からしばしば聞かれますよ。ミセスワタナベは元々ＦＸをやっていたのですが、ドル円も変動が少なくなりビットコインに戦場を移しているわけです。ただでさえ変動が大きいビットコイン相場にレバレッジ２０倍とかでやっているわけで、これは常軌を逸していますね。

私はビットコインはどうかと聞かれれば、ラスベガスに賭博ツアーする人ならいいんじゃないと言います。普通の人には薦めません。