豊島逸夫の手帖

2018年10月26日

世界株安が金価格を１２３０ドル前後の水準に支えている。従って金価格を読むにも株の動きから目が離せない。
その視点に立つと昨日のＮＹ市場最大のサプライズは引け後に来た。
アマゾンの決算が最大の稼ぎ時１０～１２月期のガイダンス（見通し）を弱めに出し、時間外で株価が７％前後急落しているのだ。予想売上高を事前予測７３７億ドル前後のところ、６６５～７２５億ドルのレンジとしている。年末商戦で米中貿易戦争の実害顕在化も危惧される。

更に、同じく時間外決算発表でアルファベットの７～９月期売上高が、事前予測３４０億ドルのところ、３３７億ドルと下回る数字が出てきた。株価は時間外で４％前後下げている。

今晩のＮＹ株価は弱含みで始まりそうだ。金には下支え要因となる。

なお今晩発表される米国ＧＤＰも重要な材料である。
ここ７２時間の金価格グラフ（ｋｉｔｃｏ）を添付しておく。
１２３０ドル前後のレンジで推移。
まだ値固め完了とは言い難い。１１月４日の米国イラン経済制裁、１１月６日の中間選挙と正念場を迎える。

今日はＮＹ時間までプレミアム・フライデーと自分で決めた(笑)。土日と仕事だし～～。
何か旨いものでも食べるか。今日の写真はウニたっぷりの冷製スパゲッティー＠ＴＡＫＡＯ（札幌）。札幌イタリアンのレベルは非常に高い。素材にも恵まれ高尾シェフのセンスが光る。「ふっこう割」を使って(笑)北海道へ食旅に行きたい。