2018年8月3日
7月FOMC声明文で米国経済が「底堅い」から「強い=strong」と表現が変わり、ドル金利上昇が加速している。それに反応してNY金も1210ドルを割り込んだ。
筆者が今年年初に日経のインタビュー記事で今年の下値は1175ドルと語った時には「まじ?」と言われたものだ。地政学的リスクには事欠かず1300ドルは堅いと思われていた。筆者もこれほど早い段階で1200ドル攻防にまで下がるとは思わなかった。
やや早すぎるので回復も予想より早いと感じている。
2019年になると、トランプ財政政策のツケとして財政赤字問題がフォーカスされ利上げサイクルも最終段階に入るので、ドル安(円高)に振れやすいと見ている。そうなるとNY金は上げ基調。
ここまで弱気だったが徐々に筆者も強気のコメントが増えそう。
メディアで聞かれるのは専ら今週とか来月とか短期予測ばかりで、そこは未だ弱気。中期、長期はなかなかメディアで語る機会がないね。
今週は日銀が世界の市場で話題になったけど締めは雇用統計。色々あった一週間だった。