豊島逸夫の手帖

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中銀金購入急増、金価格急反発

2018年11月2日

7~9月期に世界の中央銀行が金を148トンも買っていたことがWGC最新需給レポートで確認された。特にロシアが92トン買って外貨準備として保有する金の量が2000トンを超えた。更にカザフスタン、トルコ、インド、ハンガリー、ポーランドが購入国として挙がる。金準備増強の理由は専ら「ドル不安」だ。「トランプの派手なばら撒きのツケがいずれドル安となって顕在化する」との懸念と言えよう。金価格も1210ドルから1230ドル超えまで急反発した。(金価格72時間グラフkitco添付)

この中銀関連材料は重要だ。


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マーケット全体としては、トランプ大統領の「習近平と電話で長く話した。良い結果だ。ブエノスアイレスのG20で直接会う。」とのツイートで米中冷戦「雪解け」ムードとなりNY株は上昇。有事のドルは売られ、ドルインデックスも97から96に急落した。円相場も113円から112円台に円高気味だ。まだ本当に米中が仲直りするとは思えないが、市場にはとりあえず安堵感が漂う。

NY引け後の時間外では株式市場最大の注目、アップル決算発表があった。増益だが出荷台数減少、今後の見通し慎重、更に今後iPhone販売量を公表しないとのことで不安視され、株価は時間外で7%も急落。最大の上場企業ゆえ株価指数に与える影響も大きい。

今日の写真はイタリア直送、旬のポルチーニ茸@自由が丘マガーリ。シンプルに「オリーブオイルでグリル」がいい。個人的にはマツタケより好きだな(笑)。

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2018年