豊島逸夫の手帖

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米中間選挙 トランプ支持率上昇

2018年10月22日


いよいよ中間選挙まで2週間のカウントダウン。
ウォールストリートジャーナル紙の最新選挙調査によれば下院民主党、上院共和党優勢は変わらず。しかし、トランプ大統領の支持率が年初40%前後に低迷していたのが、直近では45%を超え50%も視野と上昇傾向。対して、不支持率は年初55%以上だったのが、直近は50%を割り込んできた。その結果、支持率47%と不支持率49%と拮抗している。


注目の通商問題については共和党支持が民主党支持を17%も上回る。メキシコカナダとのNAFTAがなんとか締結されたことが評価されているのか。とは言え、米中貿易戦争に関してはますます不透明になっており、関税引き上げの負の効果も顕在化してきたのに基本的には米国人は支持が強いのだ。基本的に経済は絶好調だったから米国人としては「まぁいいか」という気配。それでもトランプは嫌いだ!という人たち(特に女性)が民主党に結集しているのか。
総じて、通常は関心が薄い中間選挙に米国人は今回異例とも言える興味を示している。
今後のキーは多く残る未決定者の行方。


そこに降って沸いたようなサウジ記者殺害問題。
結論から言うと米国はサウジを見切れない。対イラン包囲網は崩せない。声高に批判的にムハンマド皇太子にイエローカードをかざすが経済制裁までは踏み切れないだろう。米議会も紛糾しそうだが強行突破しそう。
この問題は重要だ。経済的にはサウジの金銭的支援を受けた企業が脱サウジに動かざるを得ない。最たる例がサウジと10兆円ファンドを立ち上げたソフトバンク。今後はサウジ発のオイルマネーがダーティー(汚れた)マネーと見なされる風潮になるは必至。


今日の写真は京都で食した「マル」。すっぽん鍋。これも冬の食材。温まりパワーをもらう~~。


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2018年