豊島逸夫の手帖

2018年5月16日

いきなりドンと２０ドルほど下げました。１３１０ドル台から１２９０ドル台へ。

キッカケは米小売統計好調を受けドル高に転じたこと。特に米１０年債利回りが再び３％の大台を突破。しかも３．０９％まで上げが加速して、明確に３％以上のレンジに突入した。

ドル金利急騰、ドル高進行により心理的節目とされた１３００ドルを割ったのだ。

筆者はご承知のように今年はドル高、円安、ＮＹ金安で１２００ドル台がコアレンジと見込んでいたが、短期的には１３００ドルの下値抵抗線が強いと見ていた。それが予想よりあっけなく割り込んだ感じ。

中東情勢緊迫などの地政学的要因からは未だ目が離せない状況で、それを無視するかのようにＮＹ金は急落した。しかしいずれ地政学的リスクが金価格を支える局面もあろう。

このままズルズルと下げ続ける地合いではない。

通年では年初に２０１８年の高値は１～３月につけると述べたが、それが１～６月となった感がある。

そして今日の旨い物写真。

六本木の老舗「香妃園（コウヒエン）」のフカヒレ土鍋煮込み。姿煮は形が良いが味は土鍋煮込みの方が断然旨い。バブルの頃は銀座で飲み女の子たちを連れて、深夜に「名物、鶏煮込みそば」を食べたものだ。ここのフカヒレ土鍋煮込みは香港や上海からもシェフが習いにくるほど。私の中では日本でナンバーワン。ボリュームもタップリ。