豊島逸夫の手帖

2018年4月2日

トランプ大統領のアマゾン批判がエスカレートしている。アマゾンはまともに税金を払っていない。アマゾンは小売業の失業者を生んでいる。アマゾンは国の郵政サービスにただ乗りして儲けている等々。

そもそも、アマゾンのトップがワシントンポストのオーナーであることが気に入らないのだ。ワシントンポストと言えばトランプ批判の旗手。トランプ大統領から見れば「フェイクニュース」の代表格だ。とは言え、ホワイトハウスにも具体的に規制する動きはない。

今やアマゾンの存在が巨大になり、ＦＲＢ議長でさえ物価が上がらない理由の一つとして「アマゾン効果」による合理化を指摘するほど。

小売業の景色を変えたことは間違いなかろう。

既存の小売業者が廃業に追い込まれる事例も多い。

それゆえ、米国内でもトランプ大統領のアマゾン批判に拍手を送る人たちも少なくない。

一方、アマゾンが第二本部を設立するので、全米の大都市が次々に候補地として名乗りを上げ誘致合戦を繰り広げている。アマゾン本部が多数の雇用を生むことは間違いない。

そのうちに、アマゾンが金小売にも進出するということはないだろうね。手数がかかって儲からない商売だから。

さて、昨日は自宅の庭で花見～～。桜吹雪舞うテラスにシートを敷いて、知り合いのキャスターたちとワイワイ騒ぎました（笑）。猫ちゃんが人気者だったね。私は「花より団子」。それにしても今年の桜は早いね。来週再来週は福島、越後湯沢で花見だな。