豊島逸夫の手帖

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外国人投資家が見る「日産の変」

2018年11月22日

日産問題だが欧米と日本との温度差を感じざるを得ない。

欧米市場の視点では外国人会長が日本で物理的に拘束され、当初は弁護士もつかないことに強い違和感がある。

「逮捕」という単語より「追放」という言い回しが使われる。

地検の主張に関してもallegeという単語で表現される。根拠のない主張というニュアンスを含む単語だ。

総じてゴーン氏に同情的なトーンが感じられる。

日本株というカテゴリーの視点で気になるのは、日産経営陣が結果的に「寝た子を起こした」感があること。

日産社内で処理できず地検に駆け込み、自社の格付けを落とすような「クーデター」を演じたことで、やはり日本企業文化は「エキゾチック」との印象を強める。更に日本株のコーポレート・ガバナンスを再精査する動きも出始める。

 

なおNY市場は感謝祭休暇モードで薄商い。

そして今日の写真は上海蟹。そして蟹の味噌豆腐。これがなかなかに良かった。

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2018年