豊島逸夫の手帖

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数字で見る日本株市場の実態

2018年4月6日

東証が2017年度の投資部門別売買動向を発表した。

2017年度は、買い手として日銀が6兆1729億円買い入れでダントツ。一方、ダントツの売り手は日本人個人投資家。あれだけ騒がれた外国人投資家は僅か6255億円の「売り越し」だ。

個人が塩漬け株を売り処分し、それを日銀が買い上げるという構図である。外国人投資家については殆どが短期売買に徹しているので、通年では売買が巻き戻されゼロサムゲームとなっている。

実にシンプルな市場構造であり、それを業界が難しく見せている。

今後も海外勢が短期乱高下を誘発するが、下がれば日銀が買い支え、上がれば個人が売りに回ることになりそうだ。

貴金属市場はパラジウム価格が900ドル攻防まで下落。パラジウム・バブルが弾けた感じ。1000ドル以上は明らかに買われ過ぎだった。

最後に、昨日筍の話をしたが早くも今日京都から発送されてきた。早い!!嬉しい(笑)。

イタリアン風に筍パスタもおいしいよ。サクサク感が舌に心地良い。クリーム系のソースが合う。

2018年