豊島逸夫の手帖

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日米株暴落第二波

2018年2月9日

株売りの津波第二波が株式市場を直撃している。

企業業績とか伝統的市況の法則を押し流し、相場のエネルギーが下げの方向に噴出している。

こうなると第三波と続くかもしれない。かなり深刻な事態と認識している。

年初いきなりロケットスタートだったが。

本欄にも書いたがゴルフのスタートホールでバーディーをとると、期待感は膨らむけど結局勢いは続かない。終わったら「なんだ」というスコアが多い。

2018年株価予測も見直しを迫られる。

日経平均3万円などとぶち上げたところは引っ込みがつくまい。

これだけ株が暴落すると金はさぞかし上がるだろうと思われたが、逆に下がってしまった。

理由をメディアから聞かれるのだが、ぶっちゃけ分からない。

そもそも株が上がって金が買われ、株が下がって金も下がる。

従来の市況の法則がもはや当てはまらない。
他にも例えば、ドル金利が上がったのにドル安になるとか専門家が説明に窮するような事例が頻発している。色々後講釈はあるが説得力なし。

アルゴリズム取引など市場の取引構造が変わっていること。

FRB議長が変わり金融政策の転換点になること。

などで市場が次の一手を計りかねているからかもしれない。

日本市場は3連休に入るので、月曜日に大きな動きがあればツイッター@jefftoshimaで呟くよ。

2018年