豊島逸夫の手帖

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米中対談とパウエル講演

2018年11月27日

今週はブエノスアイレスで予定されている米中トップ会談とNYエコノミッククラブでのパウエル講演の二つが最大の注目材料。それまでは様子見。

トランプ対習近平の舌戦に関しては「取引を有利に導くための方策」と市場は楽観視している。米中共倒れはお互いに避けたい。とは言え、具体的な妥協点となると市場でも「分からない。」のひと言。結局、長期戦になるとの読みで米中貿易戦争という要因が陳腐化する可能性もある。「オオカミ少年」的な成り行きかな。

相対的にパウエル講演の方がマーケットには重要だ。タカ派的と見られるパウエル氏だが、クラリダ副議長はややハト派的トーンで語っている。米株大変動、ブレグジット危うし、中国経済減速など様々なリスクが同時進行する中で本当に12月利上げできるのか。来年の利上げは?市場はパウエル氏発言の行間を読み取ることになろう。

金価格はドル高継続で続落中。1210ドル台視野。ドルインデックス97台で高止まり。

今日の写真は濃いマンゴプリンと珍しいライチプリン。ホンモノの味だった。

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2018年