豊島逸夫の手帖

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為替も取引の材料に

2017年1月25日

トランプ大統領は、米国企業と取引する。減税・規制緩和するから、米国人を雇い、米国製品を使え。

米国企業もしたたかだ。メキシコ工場建設は見送るから、オバマ前大統領時代の厳格な燃費規制を緩和してほしい。

そして、為替も、取引に使われ始めた。

「貿易障壁の根源は為替操作にある。」トランプ会談後のフォード会長談である。米国での生産を増やすから、中国を早い段階で、為替操作国に指定してほしい。そのような取引が透ける。

円安が進めば、円相場も取引材料に使われそうだ。

ときあたかも、TPPが絶望的となり、日米自由貿易協定の可能性が出てきた。その場合、ガチンコの条件闘争となる。

そこで、為替が交渉条件として利用されると、相場変動は増幅される。

その結果、金価格も変動する。

なお、今日日経朝刊マーケット面に金関連記事が載っています。

2017年