2017年4月18日
「米国と中国が北朝鮮問題で一緒に働きかけている時に、なにゆえ中国を為替操作国呼ばわりできようや。」
トランプ大統領の最新ツイートだが「中国は人民元相場を操作して輸出を増やし、米国の雇用を奪っている。」との選挙期間中に繰り返された発言はいったい何だったのか。
しかも、政治外交問題と通貨問題を同じテーブル上で取引材料に使っている。
更に、米ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューでは「私は低金利政策を好む。正直に言ってドルは強すぎると思う。それは、ある意味で人々が私を信頼してくれているからなのだが。」と発言したことでドル安円高に拍車がかかった。それにしても「ドル高=私の信頼」とはね。ちなみに「株高も私のおかげ」と言って憚らない人だ。株価は大統領の通信簿だとも語っている。そんなことを言って、株が下がったらどう言い繕うのか。中国と北朝鮮のせいにするのかな。
かと思えば、ムニューチン財務長官は英フィナンシャルタイムズとのインタビューで「世界の基軸通貨として、長期的にドル高は良いことだ。米国経済の強さと信認を表わす。トランプ大統領は、短期的にドル高が輸出面で問題となることに言及したが、そこは私も同意だ。」と語り、ドル高円安材料となっている。
結局、ドルはジレンマをかかえているのだ。トランプ大統領に投票してくれたラストベルトの有権者たちの視点ではドル安が望ましいが、米国債を大量に保有している日本・中国などの「債権国」から見れば、ドル安は米国経済への信認欠如に映る。
それゆえ上記のごとき「口先介入」を繰り返し、過度のドル高・ドル安を防いでいるわけだ。
その国が日本やアジアの一部の国々を「為替監視対象国」と認定する。「あんたに言われたくないよ。」という感じだ。
いっぽう、金は「無国籍通貨」と呼ばれ、発行国が無い「通貨」である。ドルや円はその気になればいくらでも刷れるが、現物の金は刷れないのだ。
さて、今週号の日経ヴェリタス「豊島逸夫の逸's OK」に「北朝鮮有事、投資家の心構え」と題して書いた。
それから、最大のニュースは京都からタケノコが届いたこと(笑)。今年は寒くてタケノコも不作と半ばあきらめていたので、喜びも格別~。
さっそく、我が家でタケノコ尽くしの夕食。
写真は、京都「らく山」で食したタケノコのお吸い物とタケノコを湯葉と桜の葉で包み揚げた一品。
血糖値急騰により糖質制限中だが、タケノコなら問題ない(笑)。
それにしても、私のような痩せすぎが糖質制限すると、脂肪がなくなってしまうので、これはこれで困ったこと。普通の人なら血糖値↑で体重↓にすればOKなのだが、私の場合は体重減り過ぎのジレンマとなる。要はバランスの問題だ。そこそこ糖質制限して、そこそこ体重も残す。お米、パン、パスタなどの炭水化物を全く摂らないと力も出ないよね。ただ不思議なのは、スキーをやっているとカラダの切れは至極良くなっている。20年間受けているスポーツマッサージ師から、腰回りは夏より冬のほうが筋肉はついていると言われる。でも、ズボンの腰回りは2サイズも大きすぎる、つまりダブダブだ。よく分からん(笑)。