2017年1月31日
ここまで、米国新政権が、排他的政策を露わにすると、反発は強まる。とはいえ、心の中で喝采を送っている米国国民が4割はいることも事実。まさに分断された社会だ。
こういう状況になると「金でも買っておきたい気持ちだよ。」と語るヘッジファンドの発言が妙に印象に残る。トランプ政権で米国社会経済がどうなるのか、皆が不安に思っているからだ。
それにしても、今や、トランプ大統領は、選挙運動中の姿に戻ったね。トランプ政権に閣僚人材を送りこんだゴールドマンサックスも、CEOが、「これは支持できない。」と明言している。
いっぽう、政権内で異議を唱える人は、直ちに罷免される。
移民政策と通商政策は市場にとってもマイナス面が多く、アニマルスピリッツも萎えてきたようだ。
あと気になるのは、イタリア国債の利回りが上昇してきて、イタリア銀行危機も顕在化していることだ。