豊島逸夫の手帖

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アジア、男余り1億人!

2017年4月26日

インド、中国で「男性超過」現象が目立つ。

「みんな男の子が欲しいんだよ。だって女の子は結婚したら別の家に入ってしまい、自分たちの面倒を見てくれないじゃないか。出生前に女児だと分かって中絶した人を知っているよ。」日経電子版記事で紹介されたインド人男性のコメントが印象的だ。

女性が嫁ぐ際に持たせる持参金の負担も一因とされる。

ここは金市場としても見逃せない。世界第2位の金需要大国では、婚礼「持参金=持参ゴールド」という風習があるからだ。花嫁に30万~50万円相当のゴールドジュエリーを持たせる習慣は、確かにインドの平均所得から見て非常に高額だ。インドの嫁がせる娘を持つお父さんがフェイスブックで「金価格が高くなって困った。安くならないかな~。」と呟いたりする。

インドの専門家は「女の子はお金がかかり、自分の家に対する寄与度があまり高くない、ということが男の子を求める一つの理由。」と説明する。

多産の時代は男児が生まれるまで生み続けた。教育費上昇などで子供にお金がかかるようになり現実的に生める人数が減ると選択が始まる。超音波による出生前の性別診断技術の発展も重なった、と電子版記事は指摘する。

ドイツのベルリンで25日に開かれた女性サミット。トランプ大統領の娘イヴァンカさん、ラガルドIMF理事、メルケル首相。二人のおばさま相手にイヴァンカさんへ集中砲火だね。メルケルさん「あなたは大統領の長女だけど大統領の正式アドバイザー。これってドイツ人には違和感があるわ。」とグサリひとこと。ここにイエレンさんが加わったらもっと面白かったかも(笑)。

それから、ガラッと変わって越後湯沢の写真。

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いま麓は雪山を背景に桜が咲き始め、山上では雪が2メートル残り、春スキーで汗を流したあと花見&温泉ができる。私にとっては極楽だよ~(笑)。 生きてて良かった~これが半日でできちゃう。朝6時8分の上越新幹線「とき」でガーラ湯沢へ。8時から滑り始め、春の重い雪だから2時間も滑れば膝ガクガク。あがって、近くの町営「山の湯」(越後湯沢の源泉、これが湯温43度かけ流しで最高。地元の人たちはここに来る。)で汗を流し、周囲の桜をめでる。11時25分ガーラ湯沢発の新幹線で東京駅に午後1時着。往復新幹線では爆睡。東京駅で清掃のおじさんに「お客さん、車庫入っちゃうよ。」と揺り起こされることもしばしば。そして午後1時半から大手町で打ち合わせとか講演ができちゃう。ガーラ湯沢にシーズンロッカーを借りているから、スーツで行ってその場で着替えられるからね。事務所も東京駅からタクシーで8分程だし。というわけでON、OFF充実した生活を送っております~。

2017年