2017年5月24日
欧米のメディアが「マンチェスターのカミカゼ」と報じているのに接してギョツとした。自爆テロが「カミカゼ」か。。。こういう定型的なイメージが払しょくできないものだね。
ISが犯行声明を出しているが「後出し」っぽい感じ。
「共謀」で一匹狼のホームグロウンテロは防げないとも感じた。
市場ではNY証券取引所オープニング前にフロアーで黙とうがあったが、マーケットは特に反応せず。
それより、市場はトランプ政権初の「予算教書」が話題。
大統領が外遊中で、不在のまま予算教書が発表されるのも異例。さっそく「やる気が感じられない」とメディアで叩かれている。
特に、低所得者への福祉支援関連をバッサリ予算削減して、なんとか財政赤字に歯止めをかける構図。軍事予算を増やし「聖域」の高齢者向け医療保険などには手を付けず、切りやすい部分を切ったとの批判が相次ぐ。
トランプ大統領の言い分は一貫して「法人税を15%に下げ、大型インフラ投資を実行して、規制改革を進め事業をやりやすくすれば、経済成長率3~4%は達成可能。さすれば、企業活動は活性化され、賃金も上がり税収も増える。」
足元では米国の経済成長率が1%を切るほどゆえ、3%と言われても俄かには信じかねる。ここが市場の懸念となっているのだ。
結局、財政規律が緩み、ドルへの信認が低下するのか。
トランプ経済政策が成功すればドル高(円安、金安)、失敗すればドル安(円高、金高)。
そして、今日の写真は京都の鮨屋さん。
琵琶湖産の天然ウナギの白焼きが絶品だったな。
兵庫の「もずく」も旨かった。
「ぎょく」=卵焼きも出来たてをサックリ。
淡路島産のウニも秀逸。一度、現地の淡路島の鮨屋さんに行ってみたいと思っている。
鳴門の若布も今年は出来が良いらしい。
徳島の鱧も上々だしね。
舞鶴のトリ貝もこれから旬を迎える。おおぶりでトリ貝のイメージが変わるよ。
最後に今週発売の日経マネーに「有事の金特集」。取材された時点で「有事の金なんて騒ぎ始められたら売りだよ。」と冷めており、「私にその話題を聞いても身もふたもない話になるよ。」と言ったから当然ボツになると思いきや、2ページのインタビューでそのまま内容が載った。肝っ玉の太い編集長だね。題して「金で儲けると思うな!有事のドカ買いは最悪の選択」。
なお、同誌のコラム「豊島逸夫の世界経済深層真理」では、「好転する海外要因 2万円相場に現実味」と題して、株について書いてある。月刊誌ゆえ、原稿書いた時点ではまだ日経平均2万円は切迫感がなかったけど。