豊島逸夫の手帖

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株乱高下、ヘッジファンド対日銀の対決へ

2017年11月9日

今日午後の日本株は日中値幅「安値と高値の差」が859円に達する乱高下を演じた。ヘッジファンドの中でも、高頻度売買を武器に超短期売買を繰り返すコモディティー・トレーディング・アドバイザー(商品取引顧問)と呼ばれる投機筋が相場を揺らせている。今日の乱高下に関して特段の理由はない。買いポジションがドカ雪の新雪の如く膨らみ、自重で表層雪崩を起こした感がある。このように荒れる地合いは調整局面の前ぶれであることが多い。上昇トレンドが変わったわけではないが、連騰で過熱気味の相場の短期的最終局面と見える。

ただ、これだけ激しい値動きを日中に見せつけられると、押し目買いも萎縮する可能性はある。相場も冷却期間が必要だろう。市場は日銀による買い支えを期待する。ヘッジファンド対日銀のがちんこ対決となりそうだ。

そして今日の旨い物写真は、まず子持ち鮎、栗の渋皮煮、銀杏、銀杏形のポテチのセット。スッポン鍋(マルと呼ばれる。アッツアツでカラダが温まる。もう冬近しを感じる。)そしてアナゴの昆布巻き(美味!)@お馴染み祇園の「らく山」。

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2017年