豊島逸夫の手帖

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2018年予測の季節

2017年12月26日

年末となり経済誌も相次いで2018年展望特集。

私もまず、今週号日経ヴェリタス「豊島逸夫の逸's OK!」で「18年相場、米金融政策を見よ」。まだ手荒い通貨投機筋の洗礼を受けていないパウエル新FRB体制が注目ですね。私は、米国経済絶好調でインフレ率伸び悩みにも関わらず、来年は4回利上げもあり得るとの立場です。この点については反対論も多く、意見が真っ二つに分かれています。これ即ち、円安か円高かの勘所。

次に、日経マネー「豊島逸夫の世界経済の深層真理」第72回では、18年日本株相場見通し。基本的には強気ですが、日経平均が18000円台まで下押す局面もあると見ます。北朝鮮リスクと日銀出口戦略の話が共振するケースです。ちなみに同じくマネー誌のダイヤモンド・ザイでは、専門家予測の分布図の中でこの下値のケースだけが紹介されています。

そして、週刊エコノミストでは米国株予測。年前半に10%程度の下押し調整局面もあろうが基調上昇と見ます。下押しはフラッシュクラッシュのような短期変動を予測します。

こう書いてくると、あれ、金・プラチナの予測はと思われるでしょう。残念なことに最近は経済誌の年間予測で「金」が無くなったのですよ。代わりに「銅」などが入っています。

いずれにせよ、金・プラチナに関しては、先月号の日経マネー別冊でたっぷり紹介しましたからね。

2017年