豊島逸夫の手帖

2017年5月23日

マンチェスターで起きた人気歌手コンサート終了直後の爆発事故。自爆テロの可能性が強い。ティーンエイジャーたちが狙われた。死者１９人と報道されている。

おりから英国は解散総選挙モード。当然のことながらメイ首相は選挙運動を中断して対応している。

このようなテロが続発すると、ＥＵ離脱派は声を荒げ国境警備の更なる強化を訴えるだろう。ＥＵ内でも、ＥＵ懐疑論が再び強まるキッカケになりかねない。人の移動の自由は、テロリストの移動も自由にする、との懸念である。

ＥＵ懐疑派のルペン候補がフランス大統領選挙で敗北を喫し、ドイツでは「移民の母」とまで言われたメルケル首相率いるＣＤＵが地方選挙で勝利を重ねてきたタイミングで起きた、このテロ事件。ＥＵ楽観論が再び押し戻される流れになるのだろうか。

市場ではユーロが買われ、ドルが売られ、ドル安で金が再び買われ始めていた。しかし、このテロ事件後「有事の金」が買われる兆候はない。１２６０ドル台まで買い戻されたところで高値警戒感が強まっている。地政学的要因による金買いと利上げを視野に入れた金売りが拮抗している。

さて、今日の写真。

引き続き祇園「らく山」の鮎と鱧の写真。



ここの大将は、鮎釣り大会で優勝するほどの名人！

今回は三重まで出張って釣っておいてくれた。来月行く時は、京都近郊も鮎解禁になっている予定～～。楽しみ～～。スタッフたちに言わせると「この季節は意図的に関西の仕事を優先させている。」だと（笑）。

６月になると北海道のウニも旬を迎えるので、東奔西走忙しいのでございます（笑）。

ちなみにＮＹ出張も入り、現地でジム・ロジャーズやベテランＦＥＤウォッチャーとのテレビ対談収録も予定。６月利上げ、どうなるか。その直前のタイミングで行ってきます。一応、優先順位としてはＮＹ＞京都、札幌ですが。。。。