豊島逸夫の手帖

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米大手銀行幹部の大量自社株売り

2017年8月28日

ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、シティグループ、JPモルガンチェース、ウェルズファーゴ、そしてバンクオブアメリカ。

いずれもトップクラスの米国金融機関の経営陣が、今年932万株もの自社株売りに走っていたとのFT紙報道。「インサイダー」という表現が使われている。

一方、各金融機関の自社アナリストは銀行株を買い推奨していた。

結局、大きな組織に属するアナリストは、会社の方針に従う範囲内でしか発言できないのだよね。だからレポートも文面通りには素直にとれない。私が独立したのも、そもそも、その制約に不満で自由に本音で語りたかったから。在職中から社内規律違反で言いたい放題言って、いつでもクビにしてくれと開き直っていたけどね。日本では肩書き重視だから、大手金融機関・証券会社のアナリストに比し、独立系は少ない。米国の場合だと大手所属と独立系と半々程度だ。だから活発な議論が自由に展開される。日本は金太郎飴みたいに、どこを切っても同じような意見に偏りがちだ。

今日の写真はだだちゃ豆。本場の山形県鶴岡市から直送されたホンモノ。今年は当たり年で特に旨い。一人で一袋、食べちゃった(笑)。

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2017年