2017年8月24日
人種差別に関する容認的発言が米国内で物議を醸したにも関わらず、最新の世論調査ではトランプ政権支持率が39%。この39%という数字は、歴史的に米国大統領を見ると極めて低い数字なのですが、一方で、あれだけ米国内世論の反発を買うような発言をしても4割近くの米国人はトランプ大統領を支持しているとも言えます。やはり、コアのトランプ支持者たちは、メディアがトランプ大統領を叩けば叩くほど「トランプいじめ」と受け取るのですね。岩盤支持者層は強い。
但し、ウィスコンシン州・ミシガン州・ペンシルバニア州などの所謂「ラストベルト」つまり斜陽の製造業を産業基盤とする地域でも、支持率が4割を割り込んだことも注目です。更に、6割の人たちが最近の大統領の言動をembarrassing恥ずかしいと回答しているのです。
岩盤支持層も若干揺らぎが透けるということでしょうか。
ここ数日のトランプ大統領の動きを見ていると地方遊説が目立ちます。やはり、コアの支持者つなぎ留めに必死なのでしょう。
そこでの言動を見ていると、テレプロンプターの原稿を読みながらの演説では米国内の「調和」「分断の撤廃」などを謳い上げるのですが、ひとたび台本抜きのアドリブ演説になるや、言いたい放題が止まらなくなります。言葉使いも「上品」からはっきり「下品」になります。人種差別、何が悪いと言わんばかりの開き直り発言と化し、またもや物議を醸しています。
昨日は9月に問題視される債務上限問題について言及して、その政府機関閉鎖の可能性を語ったので、マーケットが株安・金高に振れるという局面もありました。
そして今日の旨い物写真は、またまた(笑)札幌イタリアンで私のお気に入りの店、SIO。既に紹介したTAKAOと同じ住宅街の円山地区にあります。円山にはこじゃれた店が多い。
SIOのシェフもセンス抜群。私が「素材の火の通し方が抜群だね。」と誉めて「レストランでも火の通し方で、あ、今日はセカンド・シェフだなと分かることがある。」と言ったら「ええ。でも、逆の場合もあります。」と軽く返してきた会話がとても面白かった。たしかにセカンド・シェフのほうが料理センスが良い場合もありますから。
写真は色々選べる肉類各種。オマールエビ。そして、トマトのエキスだけの純粋トマトスープ。