2017年2月21日
今日の日経朝刊コラム「一目均衡」に、志田編集委員が、「商品ETFという革命」と題して、とても良き記事を書いています。
金も原油も、ETFが上場されたことで、市場の裾野が拡大したことは間違いありません。私は、金ETF上場に直接かかわったので、特に感慨深いものがあります。13年前のことになりますが、NY証券取引所に上場して、2008年には東京証券取引所に上場しました。その当時は、コモディティー(商品)を裏付けにしたETFなど、考えられないことで、そもそも投資信託法も、そのような事態を想定していませんでした。それゆえ、そもそも、金とは何か、という初心者向けレクチャーをSEC(米国証券取引委員会)や金融庁でやったものです。目論見書も、半分は、金市場についての一般的記述で、教科書みたいな表現でした。それが、一時は、SP500株価指数連動の株ETFの残高を上回るほどに、大化けしようとは夢にも思わなんだですよ(笑)。
当初の上場作業は1年半かかり、金融庁、弁護士事務所、東証上場部を暑い夏の盛りに行ったり来たりしたことを思い出します。金融庁では、あまりに頻繁に出入りするので、関係者入場証まで発行してもらったものです。
それから、今晩火曜日の日経ネット配信番組に生出演します。
「マーケッツのツボ」150回記念。そんなになるか、って感じ。150回記念で、もう一度聞きたいゲストについて視聴者アンケートの結果、私が一位になったとおだてられ、木に登ることに(笑)。
http://channel.nikkei.co.jp/markets/news/20170221tsubo/