豊島逸夫の手帖

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国際金価格再び1700ドル割れ

2021年331

国際金価格(KITCOグラフ緑線参照)が1680ドル台まで急落した。
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昨日の理由は、ドル長期金利高(1.78%)、金利差によるドル高のふたつに尽きる。換金売りがキッカケとなり、ドル高・ドル金利高で1700ドルを下抜けたという感じだ。但し中国やインドなどの現物需要も高まっているので下げの歯止め役になる。
中期的には依然、底値圏。

ドル金利高の要因は、米国経済が接種効果で盛り上がっていること。NY州では30歳まで接種可能。バイデン大統領は4月末までに全成人接種可能と発表。いよいよ現役組も接種で、経済本格復帰の期待が高まり、資金需要も旺盛になり、金利が上昇しているわけだ。ここまでは健全な金利高ゆえ金には逆風となる。

さて、野村などの巨額損失を私が説明した産経ニュース記事。

https://www.sankei.com/economy/news/210330/ecn2103300033-n1.html

それから日経新聞国際版に英語で同事件の概要をまとめた。英語の勉強したい人のために(笑)。

https://asia.nikkei.com/Spotlight/Comment/Archegos-Capital-s-charismatic-Bill-Hwang-unsettles-NY-bourse

2021年