2021年4月6日
「世界にとって良い事であるのは言うまでもないが、金価格にとってのリスクは、コロナワクチンが普及して経済活動が人々の期待以上に勢いづくことだ。」
これは筆者が日経年頭見通しで述べたことだ。
今がまさにその時であろう。
米国のワクチン接種は16歳以上まで拡大中だ(日本人としては羨ましい)。ファウチ氏は「映画館でマスク無しで見られるような状況が今秋までには現実になるかも」と述べている。あのコロナ第一人者が言うことゆえ説得力がある。とは言え今週開幕したメジャーリーグ野球でテキサス州では人数制限なしに観客を入れて、マスク無しがかなり見られるということになると、かなり心配でもある(それにしても大谷クンの大ホームランと快投は素晴らしい!)。
とにかく、このような状況でNY市場では金が1730ドル近くまで戻したが頭は重い。筆者はそろそろ底値圏でいいところと見ているのだが、コロナ情勢が相変わらず読み切れずというところ。
というわけで、ここのところ「アルケゴス専門家」(笑)みたいな感じで活動中。
「世界の金融大手が巨額損失 野村HD、問われるリスク管理」(時事ドットコム)↓
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021040200948&g=eco
それにしても、この複雑な問題をテレビで5分で話せと言われても、一般視聴者向けとなると専門用語も使えず、平易に説明するのは至難の技。苦心しているところ。